HIVの感染経路

HIV感染経路HIV感染の原因について。輸血による感染もあるけど、日本ではその危険性は極めて低い。科学技術さまさまね。



その他にも注射針の打ち回しとかあるけど、一般人にはあまり関係はないわね。



とうことで、ぶっちゃけ日本では性交渉が一番の多い感染源になってるわ。この点について「古い情報が流れてるな~」と思うことが多いから、ちょっとまとめるわね。



まずHIVの感染率だけど異性間と同性間(主に男性同士)とでは感染確率はかなり変わってくる。



感染者との性交で、異性間の性交だと0.1%~1%の感染率だけど、肛門性交だと0.5%~5%くらいに跳ね上がるの。



つまり、日本でのHIVの感染原因は主に性交にあって(だいたい感染原因の9割は性交)、肛門性交の場合はさらに感染率が上がる。



で、ここからが言いたいことなんだけど、HIVに感染している人全員HIVウイルスの感染力が強いってわけじゃないのよ。

HIV感染者でも、感染率が違う?

よく感染率について調べている人がいるんだけど、その感染率とは『総合的に見た数字』であって、実際にHIVに感染した人がどういう状況にあるかによって感染率は劇的に変わるのよね。



例えば、上記の感染率を見た人は「HIV陽性者との性交は0.1%~5%の感染リスクを伴う」って多くの人が思うでしょ?



でもね、HIV感染者でも『検査をしている人』と『検査をしていない人』とでは、感染率は変わってくるの。正確に言うと『投薬を始めた人』と『投薬をまだ始めていない人』で感染率は変わってくるわ。



この点について紹介しているサイトが本当に少ないのには、いまさらながらビックリするわね。ちなみに市役所などの健康福祉課などの情報でも書いていないことが多い。



HIVを扱っている専門の病院や、積極的に活動しているHIVの団体のホームページとかには書いてあるんだけどね。


HIV感染経路1
『検査をしている人で、投薬治療を始めた人』
投薬治療を始めた人は体内のHIVウイルスは激減するから、HIV陽性者であっても性交時のHIV感染率も基本的には減少するわ。



HIVで投薬治療を始めると、2ヶ月~4ヶ月くらいの薬の服用で体内の血液中HIVウイルスは「検出限界値以下」(20コピー未満)まで減少。または、今あるHIVの検査で血液中にウイルスが発見されない「検出せず」になるの。(体内からHIVウイルスが無くなるわけじゃないわよ)



ひとつ言っておくと、HIVウイルスはエイズ発症時の量は人にもよるけど10万~100万コピーくらいの量になるわ。ウイルス量は人によって本当にバラバラだけど、少なくともエイズ発症時に「検出せず」とかにはならない。



これを考えたら、投薬でHIVウイルスの量が「検出せず」まで下がったら性交時の感染確率が下がるってのは感覚的にわかると思う。



ただし!!



コンドームなしの性交を勧めているわけじゃないわよ。血液中のHIVの量が減少すると精液や膣液中のHIV量も減少する傾向にはあるんだけど、血中と精液や膣液中のHIV量が完全に相関しているわけじゃないから



投薬治療の結果、検査で『HIVウイルス検出せず』になったとしても、それは血液中のウイルス量が検出されないだけであって、リンパ球の細胞内に隠れたHIVウイルスはきっちり残っているのよ。



投薬治療を中断したらHIVウイルスが増加し始めるっていうのは、リンパ球内のHIVウイルスが血中に出てくるからなの。



つまり、精液や膣液中のHIVウイルスの存在は減少するものの、精液や膣液中のリンパ球内には(個人差はあるけど)HIVウイルスが存在する。



血液中のHIVウイルス量が「検出せず」になったからといっても、リンパ球内にはHIVウイルスが存在しているから、完全に感染しないってことにはならない。



ただ投薬治療を開始していない人よりも投薬治療を開始している人のほうが、相対的にHIVウイルス量は減少するため、性交時の感染確率が劇的に下がることは事実



ちなみに、感染初期(一週間~二週間目)に発熱などの症状が出ることがあるんだけど、この時もウイルス量は100万コピーを超えているわ。



数字だけをみるとものすごく大きいけど、この状態の時に性交渉を行った場合の感染確率は1%(肛門性交なら5%)以下。



感染初期を超えると、体内の免疫がHIVウイルスを排除し始めるからウイルス量はがくんと下がる。



精液や膣液に現出するHIVウイルス量は、血液中のウイルス量と必ずしも相関するとは限らないけど、全体のデータを見ると、投薬治療を始めた人のほうが性交時の感染確率は激減するってことは知っておいてね。


HIV感染経路2
『検査をしている人で、投薬治療を始めていない人』
HIVの感染がわかったからといってすぐに投薬治療を始めるわけじゃないの。投薬治療を始めるかどうかは、体内の免疫細胞の数の多さ(CD4値)によって決める。



CD4の値は免疫異常のない人だと700~1500って言われているんだけど、HIVウイルスに感染するとこの免疫細胞が減っていくの。



CD4の値が400を切り始めると日和見感染症にかかる可能性が出てくるわ。



「じゃあ感染がわかった時点から飲み始めればいいじゃない?」って感じると思うけど、薬を一度飲み始めると一生飲み続けなければならない。



頻繁に「飲み忘れ」があると、体内のウイルスに耐性がつくから薬が効かなくなる。毎日のことだからそれだけ『手間』がかかるってくるわよね?



だから、CD4の値がある一定ラインを下回らない限り、薬の服用は先延ばしにするのよ。CD4の値が400を切らない限りは日和見感染症(わかりやすく言うとエイズ)の発症はないんだから、それまでは服用する必要はないっていうわけ。



ただ、薬を飲まないということは、体内のHIVウイルス量は限界値以下まで減少することはないってことだから、『性交渉によるHIV感染確率は減少しない』ということになるのよ。



もちろんHIV陽性者はこのことについて医師から説明を受けているから、コンドームを使用した性交渉を心がけるようになるわ。


HIV感染経路3
『検査をしていない人』
いちばん問題なのは、検査をしていない人でHIV陽性者の存在。本人はHIVの感染の有無をわかっていないんだから、性交渉に対して心構えができている人はいないわ。



つまりは危険な性交渉をする人が増えてしまうのよ。



『検査をしているけど、投薬治療を開始していない人』は性交渉について医師から説明を受けているため、意図しない限り自身が感染者になることはまずない。



今日本ではHIV感染者が増えているけど、その原因のほとんど全部『検査をしていない人』が原因になっているのよね。


HIVの感染経路と原因のまとめ

HIV感染経路4HIVに感染しているからといって、投薬治療を治療を開始していれば性交渉での感染確率も減少する。もちろん投薬治療をしていなくても、普通の生活の中で感染することはまずないわ。



あと、HIV感染者の血液がつり革に付いていた場合、その血液が切り傷部分に付着したら感染するのかっていうことについて。



確かに感染者の血液が体内に入ったら感染する確率は完全に排除はできない。



でもね、HIV感染者の血液がちょっとかすり傷の場所に付いたとしても、そもそもつり革に付いていた血液量なんてすごく少ないわけよね?



それに比例してHIVウイルス量も少ないから、この場合、感染する確率はほとんど無いって言える。そもそもかすり傷ってことは、すぐに血小板が凝固して血が固まってるはずだから。



さらには万一HIVウイルスが体内に入っても、その程度のウイルス量なら免疫細胞がきっちり働いてくれるからHIVウイルスを死滅させるわ。だから感染確率はさらに下がる



人間の免疫力ってものすごく性能が高いから。



だいたい、他人の血液が自分の傷口に付着することって日常生活で経験した人いる?アタシはウン十年生きてきて一度も経験したことないわよ。



HIVウイルスって実のところ感染力は非常に弱いからね。むしろ昔から存在している梅毒とかその他の性病の方が感染力高いから。比べ物にならないくらい高いから。雲泥の差だから。



それに身近にあるインフルエンザの方が感染力が高いわよ。



こういったことを考えたら、HIV感染を無意味に怯えるほうが馬鹿らしいと思わない?



これはアタシの推測だけど、上記のような状況(つり革うんぬん~)でHIVに感染するよりも、交通事故に合うほうがはるかに確率が高いんじゃないかしら?って普通に思うわ。





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